YouTubeからサイトへ導く方法
いざYouTubeで広告を始めようと思ったとき、動画を視聴してもらうだけでなく、サイトにも訪問して欲しいと思うはずです。
YouTubeでは、動画を配信する際、視聴するユーザーを自分のサイトへ導くための方法があります。 それでは代表的な3つの方法(コンパニオンバナー、Call-to-Action オーバーレイ、カード)の簡単な説明と設定方法について解説したいと思います。
コンパニオンバナー
コンパニオンバナーとは、「関連バナー」とも呼ばれる、YouTube広告(インストリーム広告)再生時に画面の右上に表示されるバナーです(下図を参照)。
このバナーは、動画広告に関連したサイトへリンクされており、クリックするとそのサイトに飛ぶことができます。
それではコンパニオンバナーの設定方法について説明します。
Adwordsの管理画面で動画広告を新規作成または編集する際
この項目にチェックを入れ、表示URLと最終ページURLを設定します(下図①)。
次に、関連バナーの項目で「独自の画像をアップロードする」を選択しましょう(下図②)。
動画やサイトと関連のあるオリジナルの画像を設定することをおすすめします。
画像の仕様は、下の表の通りです。
ファイルの種類 | JPG、GIF、SWF |
---|---|
画像の大きさ | 横300×縦60ピクセル |
ファイルサイズ | 最大150KB |
参照
https://support.google.com/adwordspolicy/answer/2679940?hl=ja
Call-to-Action オーバーレイ
Call-to-Action オーバーレイ(CTAオーバーレイ)は、動画再生中に左下からポップアップであらわれる広告用のリンクです。
CTAオーバーレイは再生後すぐに表示され、15秒経過すると折りたたまれてサムネイルのみが表示されます。
参照
https://support.google.com/adwordspolicy/answer/2679940?hl=ja
CTAオーバーレイの設定は、YouTubeのマイチャンネルの管理画面より行います。手順は以下の通りです。
- 「動画の管理」の項目を選択します。
- 「動画」の項目を選択すると、編集したい動画の横にある「編集」のボタンを押します。すると、各動画の設定を編集できる下図のような画面が出てきます。
- 下図の赤枠で囲んだ、再生画面下の「Call-to-Action オーバーレイ」を選択します。
- 見出し、表示URL、リンク先URL、画像(サムネイル)をそれぞれ設定します。
画像(サムネイル)の仕様は以下の通りです。
ファイルの種類 | JPG、GIF |
---|---|
画像の大きさ | 74×74ピクセル |
参照
https://support.google.com/adwordspolicy/answer/2679940?hl=ja
カード
2015年3月にYouTubeからサイトへとリンクする新しい「カード」という機能が追加されました。 この機能を使えばYouTubeを見るだけで離脱してしまうユーザーにサイトへの訪問を促すことができます。
カードは再生時に画面右上に重なって表れるリンクです。
まず、下の図のようにティーザーが現れます。
ティーザーをクリックすると、「カード」が現れます。
このカードには、オリジナルの画像、見出し、説明文をつけることができます。
カードをクリックすると、リンク先の自分のサイトへと導く仕組みになっています。
つづいて、設定方法の説明をします。
カードはYouTubeのマイチャンネルの管理画面より行います。
マイチャンネルを開いたら、「動画の管理」の項目、「動画」の項目、動画のサムネイル横の「編集」と順々に選択していきます。
編集画面まできたら、上部のタブにある「カード」という項目を選択します。
「カード」の画面を開くと、「カードを追加」をクリックします。
そこで、カードの種類を選び、リンク先を設定します。
ちなみに、カードの以下の5種類から選ぶことができるので、リンク先のサイトに合わせて選択して下さい。
- ・商品紹介カード
- ・資金調達カード
- ・動画カードまたは再生リストカード
- ・関連ウェブサイト カード
- ・視聴者ファンディング カード
カードの種類を選んだら、画像、見出し、行動を促すフレーズ、ティーザーのテキストをそれぞれ設定します。
画像の仕様は、下の表をご参照ください。
ファイルの種類 | JPGまたはGIF(アニメーションなし) |
---|---|
画像の大きさ | 800×800ピクセル |
ファイルサイズ | 最大5MB |
また、ティーザーの表示を開始する時間も設定できます。
上図の赤枠で囲んだ箇所を左右にスライドさせて、ティーザーを開始する位置を決めます。
カードについては、動画広告を配信していなくても設定できます。
YouTubeで動画を管理しているという方は、サイトへの流入を増やすために、ぜひ「カード」を設定してみてはいかがでしょうか。